こんにちは。
恵比寿駅徒歩3分の歯医者、恵比寿南DENTALの衛生士です。
みなさん、自分の口の中には何本歯があるかご存じでしょうか?
大人になって昔なかった場所に歯が生えてきたことがあると言う方もいるのではないでしょうか。それは親知らずという歯です。
親知らずとはどんな歯でしょうか?
親知らずとは前歯から数えて8番目にあり、永久歯の中で最後に生えてきます。
永久歯は通常15歳前後で生え揃いますが、親知らずは生える時期が10代後半から20代前半であり生えてくる時期も人それぞれです。
時期同様、本数も人それぞれで、4本ある人もいれば親知らずは1本もない人もいます。親知らずは傾斜してまっすぐに生えてこなかったり、真横を向いて埋伏したりするなど、萌出異常を起こします。
親知らずが萌出異常を起こしやすい理由には昔の食生活が関係するといわれています。大昔には、人間も木の実や生肉など、硬いものを中心に食べていた為、食べ物はよく噛む必要があり、顎の骨もよく発達しました、親知らずも真っ直ぐ生えていました。
しかし現代人の食生活が変わり、柔らかいものを食べられるようになった為、人間の顎が小さくなっていってしまい、親知らずの生える場所がなくなってしまったのも原因の一つと考えられています。
親知らずは一番奥にあるので、歯ブラシが行き届かず、虫歯になることが多いです。
親知らずはどのように生えてますか?
正常な生え方はこちらのレントゲンの画像のように他の歯と同じく垂直にまっすぐ生えています。
またこちらの画像のように歯茎の中に完全に埋まっている状態を埋伏といいます。
そして半埋伏は斜めに生えていて、歯茎から歯の一部が顔を出している状態のことです。
埋伏、半埋伏の親知らずを抜歯する場合は歯茎を切開する必要などがあり時間がかかることがあり、術後の腫れと痛みが出る場合が多いです。
親知らずは必ず抜かないとダメですか?
①抜歯しなくても良いケース
親知らずが上下で正常に生えて噛み合っている場合は、特に抜く必要がありません。
②抜歯した方がいいケース
・親知らずが虫歯になっていたり、歯周病の進行がある場合、腫れたり痛みがある場合。
・上下に噛み合う親知らずがない状態
・親知らずが横向きや斜めに生えると歯肉が部分的に被ったままの状態になり、歯磨きが難しい為、汚れが残ってしまい虫歯や歯周病ほリスクを高めます。
それ以外にも、手前の奥歯との間に食べ物や汚れが残る場合や噛み合わせを悪くしている場合には、抜歯が必要になるケースがあります。
親知らずの抜歯は術後に腫れと痛みが出る事があるので、タイミングはしっかりと考えて頂き大切な行事の前は控えてください。
また抜いた当日は激しい運動や飲酒、長風呂は控えて頂き、安静に過ごして下さい。
恵比寿南DENTALでは親知らずの抜歯も必要な場合積極的に行っています。
親知らずが生えてきたり、困っていることがあればお気軽にご相談下さい。