こんにちわ。
恵比寿駅近くの歯医者の恵比寿南DENTALの衛生士です。
皆さんもフッ素という言葉を歯磨き粉のCM等で一度は聞いたことがあるかと思います。
フッ素ってどういう働きがありますか？
以下の3つがフッ素の代表的な作用です。
●エナメル質の修復を促進
酸により歯から溶け出したカルシウムやリンを補うこと（再石灰化）を促進します。
●歯の質を強化
歯の表面を覆うエナメル質を、酸に溶けにくい性質に変え、ムシ歯への抵抗力を高めます。
●菌の働きを弱める
ムシ歯を引き起こす細菌の働きを弱め、酸がつくられるのを抑えます。
特にお子さんの場合、生え立ての乳歯は溶けやすい歯です。虫歯の進行も通常より早くなっています。ただでさえ年齢が低すぎると、虫歯の治療が行えない場合もあります。子どもの歯にフッ素を塗布して虫歯の予防を行いましょう。
また生え始めの永久歯は、乳歯と同様に歯が弱く、虫歯になりやすい歯です。甘いものが大好き、成長のためにごはんを頻繁にたくさん食べる、といった子ども時代は、歯の弱さも相まって、虫歯になる確率が最も高い時期であり、フッ素を塗って強化していないとあっという間に虫歯だらけということも…。
永久歯は今後ずっと付き合っていく必要がある歯です。一度削ってしまうと一生削ったまま。そこから虫歯が再発する危険もあります。そういった場合にフッ素はとても有効です。
当院では、特にむし歯になりやすい「生えたての乳歯」や「生えたての永久歯」を持つお子さまにむけて、しっかりクリーニングをしたあとフッ素を塗布して予防するフッ化物歯面塗布法を実施しています。
歯科医院だと高濃度のフッ素が使用できますので、メインテナンスの際に塗布し、ご自宅では日常的に低濃度のフッ素入り歯磨き粉を使用するのがおすすめです。
その際あまり何回も口をゆすいでしまうとフッ素が浸透せず流れてしまうので、少ない水で1回程度でゆすいでみましょう。
就寝中は唾液量が少なくなり、虫歯になりやすいので就寝前に使用してみてください。
フッ素入り歯磨き粉の販売もしておりますのでお気軽にお尋ねください。
