こんにちは。
恵比寿駅徒歩3分の歯医者、恵比寿南DENTALの衛生士です。
本日は妊娠中の歯科治療についてお話しさせて頂きます。
妊娠中の患者様が歯肉が腫れて痛い、今までより歯肉から出血して心配と来院されるることが多くあります。
妊娠中に歯肉が腫れる原因は?
妊娠すると口腔内はホルモンバランスの変化により唾液の分泌量に変化が起きたり、女性ホルモンの増加により歯周病菌が増えやすくなることから起因しています。
また食事の内容や回数の変化、歯磨きを行いにくいなど口腔清掃が不十分となり歯周病や虫歯のリスクが高くなりやすいことも挙げられます
。
さらに唾液が粘ついたり、つわりにより気持ち悪くなってしまい歯磨きができないなど挙げられます。
妊娠性の歯肉炎はいつまで続くの?
妊娠から出産してしばらくの期間は妊娠性の歯肉炎や歯周炎、口内炎などの粘膜疾患などが見られることがあります。
これらは出産1〜2年後すると少しずつ消失していく場合が多いです。
そのため妊娠中はいつも以上に気を付けてお口のケアをすることが重要です。
もし食事回数が増えたら、うがいや歯磨きをできる限りこまめに行いましょう。
つわりがある時は、体調がすぐれなければ、無理しないようにうがいをしたり、出来そうな時にヘッドができるだけコンパクトな歯ブラシで磨いてみましょう。
妊娠中の歯科治療の注意点は?
妊娠中に歯科医院を受診する際は、つわりが落ち着いてくる5〜7ヵ月ごろ比較的体調が安定している間にしましょう。
もしも産婦人科医から注意を受けていることは必ず歯科医師やスタッフに伝えていただけると、よりよい診療を行えると思います。
体調や気分が悪くなりましたら遠慮なく教えてください。
歯科治療ではレントゲン写真が必要になりますが、歯科で用いられるエックス線の放射線量はとても少ないです。
照射部位もお顔周りなので赤ちゃんにはほとんど影響はありませんが、どうしても赤ちゃんが心配の場合は無理に撮影はいたしませんが影響が出ることは限りなく0%ですのでご安心ください。
またもし歯科治療時に麻酔が必要になった場合ですが、通常の歯科治療で用いられる麻酔は歯に限局し麻酔の量もとても少ないので、お腹の赤ちゃんに影響はありません。
痛みを我慢しながらの治療は、母体にも赤ちゃんにもストレスになるため治療中痛みがある際には我慢はせずに伝えください。
妊娠中は肉体面だけでなく社会的、心理的にも変化があり不安定になりやすいと思いますので恵比寿南DENTALでは妊娠中の患者様の口腔ケアにも力を注いでいます。
妊娠中の患者様にも安心して歯科治療やお口のケアをしていただきたいので、もし何か心配な事やわからない事がありましたら、恵比寿南DENTALまでお気軽にご相談ください。