こんにちは、恵比寿駅近くの歯医者、恵比寿南DENTALです。
睡眠不足と、歯並びは関係していることをご存知でしたか?今回は、歯並びが睡眠不足にどう関係しているのか、詳しく解説をしていきます。
〜睡眠不足になる歯並びとは?〜
どのような歯並びが、睡眠不足になる原因なのでしょうか?
・下顎が小さい、下顎の歯並びが悪い
下顎が小さい、というのは上顎と下顎のバランスが上手く取れておらず、上顎に比べて下顎が小さすぎてしまう場合です。本来、下顎を覆うように上顎があります。
下顎が小さいというわかりやすい指標は、舌を収納できるスペースが確保できないという弊害が起こってしまうサイズ感です。
それに伴い、下顎の歯並びで歯が内側に傾斜しているなどで、舌を収納するスペースがない場合です。
〜睡眠時無呼吸症候群とは?〜
睡眠時無呼吸症候群とは、就寝時に呼吸が一時的に止まってしまう病気です。
就寝時はもちろん意識がありませんので、同室で就寝しているご家族が異変に気がつかれる場合がほとんどです。
この症状が出やすい特徴として
・下顎が小さい
・舌が大きい
・肥満傾向にある
・細菌急に体重が増加した
・首が太く短い
・飲酒を大量にする
上記の症状がある方が、睡眠時無呼吸症候群なりやすい傾向にあります。
〜睡眠不足を放っておくと?〜
睡眠時無呼吸症候群症になると、睡眠をしている最中に呼吸が一時的に止まるのと、いびきをかく特徴があるので、酸素を十分に取り込めていない質の悪い眠りになってしまいます。
そうすることで起きる症状は、
・睡眠不足による全身の倦怠感
質の良い睡眠が取れていないために、疲れが取れず、常に体が重くてだるい症状のままです。
起きてから「よく寝た〜!」「スッキリした!」という感覚はほとんどないそうです。
・日中の過度の眠気
昼食後などに眠くなってしまう、ということは誰しもありますが、立っていられないほどの眠気に襲われてしまう、座ったまま寝ていたなど、異常な眠気に襲われてしまいます。
・急な意識消失
これが最も恐ろしいもので、長距離運転をしている、人を運ぶ乗り物を運転している、高所で作業をしている、仕事で危険物を扱っているなどの方は特に命にかかわりますので注意が必要です。
運転時や何かの操作時に急に意識を消失し、重大事故へと繋がってしまう恐れが睡眠時無呼吸症候群にはあります。少しでもこの症状の懸念があれば業務ができない職種もあるほどです。
・慢性疲労
よく寝ても、マッサージやサウナなどリラクゼーションを受けても全く疲労が回復しない疲労感が常に残っている状態です。
・集中力低下
運転や、高所での作業、パソコン業務、資格試験の勉強など集中しなければならない場面で、以前のように集中力がもたなくなってしまう場合があります。
・頭痛やめまい
常に脳が酸素不足なので、頭が痛い、めまいがするという症状は出ることが多いです。
上記の症状のように、睡眠時無呼吸症候群では日常生活に支障をきたしてしまうことばかりが症状として発現します。
〜睡眠不足を解消するためには?〜
睡眠不足を解消するためには、睡眠時無呼吸症候群と診断されている方はその治療を行うことをお勧めいたします。
・マウスピース療法
睡眠時無呼吸症候群の治療は、お口の中に気道を確保できるようなマウスピースを就寝時に装着して、呼吸ができるように促します。
下顎を少し前にズラして製作しているマウスピースは、これだけでも変化を感じる方も居るようです。
・CPAP(シーパップ)
空気を圧縮したものを鼻から送り込むことで気道を拡げて呼吸しやすいようにするものです。就寝時にこちらのマスクを装着して呼吸が止まらないようにしています。
・歯科矯正
下顎が小さすぎる、歯並びのアーチが狭い場合にはそれらを舌が収まるスペースを確保できるように矯正治療をする方法もあります。そうすることで、根本的に改善を促します。
・体重を落とす
ダイエットすることで、全身の脂肪を落とします。首の周囲や喉周りにも脂肪がつくので、それらを落とすことで呼吸がしやすくなります
・就寝前の飲酒は控える
就寝前の飲酒で、首周りの筋肉や舌や喉の筋肉が弛緩してしまい、舌が気道の方へ落ちることで呼吸が苦しくなります。就寝前の飲酒は控えるようにしましょう。
〜まとめ〜
いかがでしたか?就寝不足と歯並びの関係性について解説いたしました。
寝ても疲れが取れない、なんだか似ている症状かもしれない、ということがございましたら、ぜひ当院へご相談ください。