こんにちは。
恵比寿駅近くの歯医者、恵比寿南DENTALの衛生士です。
皆様の多くは当たり前のように毎日毎食後歯ブラシをされているかと思います。
それでは歯磨きを終わりにするタイミングはどのように決めていますか?
時間で決めていたり、なんとなくお口の中がすっきりしたから終わりにしようかなという方が多いのではないでしょうか。
それでは皆様が行なっている毎日の歯磨きでどの程度プラーク(歯垢)を落とせているか、ご存知ですか?
プラークにはたくさんの細菌が潜んでおり、虫歯や歯周病の最大の原因となります。
そのため毎日の歯磨きでプラークを綺麗に除去することが、健康な歯を保つためには最も重要です。
しかしプラークは歯の色と似ているため、見た目だけでは付着しているのか、磨き残しがないのかどうかがはっきりとはわかりません。
そこで当院ではメンテナンス時に染め出し液を使ってプラークを赤く染め出していきます。これにより、磨き残しを目で確かめることができ、自分がどこが磨けていてどこに磨き残しがあるのかが一目瞭然となり、歯磨き方法を改善することができます。
・染め出し液について
現在市販されている染め出し液は、合成食用色素を使用したものが大部分を占めています。
その色素は菓子類やハム、かまぼこなどの食品の色付けにも使用されているものです。
ですので人体に害はありませんので安心してください。
染め出し剤は赤、赤と青の二色、青に染まるものがあり、形状としては液状のもの、錠剤、ジェル状のものが市販されています。
当院では赤と青の二色に染まるタイプのものを使用しています。
赤は新しいプラーク(時間の経っていない汚れ)、青は古いプラーク(2、3日落ちていない汚れ)となります。
この判断によって、歯ブラシが当たっていないところが一目でわかります。
特に青く染まる古いプラークは虫歯歯周病の大きなリスクとなります。
・染め出し液の使い方
①しっかりと歯磨きをした後、染め出し液を綿棒などに付け、歯の隅々まで塗ります
その後、軽くゆすいで余分な染め出し液を洗い流します
②磨き残しを鏡でチェックします
赤く残ったところはプラーク(歯垢)が付着しているところ、つまり磨き残しのある場所になります
③どこの歯が磨けていないのか確認しながら、赤いところを落としていきましょう
染め出し液を使うと、残っているプラーク(歯垢)を肉眼で確認することができます。
青く染まるプラークがあったり、毎回同じところが赤く染まるようであれば歯磨き方法を改善していく必要があります。
また歯と歯の間が染まる場合はどうしても歯ブラシだけでは磨けないことが多いです。
その場合にはフロスや歯間ブラシ等の補助的清掃器具の使用を勧めさせて頂きます。
恵比寿南DENTALではお子様だけでなく、大人の方にもクリーニングの際に染め出し液を使ったブラッシング指導を行なっております。
染め出し液を使ってご自身の磨き残しをチェックして、効果的なデンタルケアを行いお家でのホームケアの質の向上をお手伝いさせて頂ければと思いますので、恵比寿南DENTALまでお気軽にお問い合わせください。