こんにちは。
恵比寿駅近くの歯医者、恵比寿南DENTALの衛生士です。
前回歯科の定期検診で行うメンテナンスはどういった内容なのか詳しく書かせて頂きましたが、今回はその続きになります。
メインテナンスでは主に
①口腔内検査
②歯周病検査
③スケーリング
④PMTC
⑤ブラッシング指導
⑥エアフローを用いたパウダーメンテナンス
を行なっていて、メンテナンスの期間としては歯周病等お口の状態に改善が必要な場合はまずは1ヶ月ごとに、改善が見られてきた場合は少しずつ間隔を空けていきます。
それでも理想は3ヶ月に1回、最低でも半年に1回のメンテナンスを皆様には受診して頂きたいです。
今回は前回の続きでPMTCからお話ししていきます。
④PMTC
PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で歯科医院で行われる歯科医師と衛生士の専門家による歯面清掃の事です。
電気エンジンと専用のブラシとフッ化物入り研磨剤を使用して行っていきます。
磨き残したプラークやバイオフィルムなどを除去し歯の表面をツルツルに仕上げ、汚れが着くのを防ぎます。
また同時に着色汚れも落とすことができますので歯本来の白さを取り戻すことができます。
着色は1度ついてしまうとお家で歯ブラシでは落とすことができませんので、歯科医院でのPMTCが必要になります。
こちらは10年振りに歯科を受診された患者様です。歯の裏側には歯石や着色がかなり付着しています。
PMTCを行い大部分の汚れがとれました。
まだ残っている汚れを完全に除去するため次回エアフローを用いたパウダーメンテナンスを行う予定です。
⑤ブラッシング指導
皆さまは正しいブラッシングの方法を習ったことはありますか?
意外と皆様自己流でなんとなく磨いている方が多いと思います。
まずブラッシング指導は、始めに汚れの染め出しを行います。
それにより歯に付いた汚れを見やすくし、普段の歯磨きで自分がどこが磨けていて、どこが磨けていないのかをチェックします。
そして我々衛生士が患者様のお口の状態や歯ブラシ状況を確認し、患者様にあった歯ブラシの方法や歯ブラシだけでは不十分な場合はフロス等の補助的清掃器具の使い方をお伝えします。
歯科医院でのクリーニングを毎日行うことはできないので、日頃の歯磨きは患者様ご自身で行うことになります。
歯磨きの精度を上げることで患者様自身のお口の健康を守ることが可能になります。
⑥エアフローを用いたパウダーメンテナンス
こちらは汚れを完璧に落としたい、喫煙者の方でヤニを取ってほしい、インプラントが入っている等の患者様にオススメです。
超微粒子のパウダーを用いて歯と歯の間や、歯周ポケットの中、インプラントと歯茎の境目まで取りにくく、ご自身では落とすことのできない汚れを落とします。
現在日本でできるベストなメンテナンス方法はEMS社のエアフローを用いたパウダーメンテナンスになります。
今回は恵比寿南DENTALで行っているメンテナンスの内容を詳しく書かせて頂きました。
皆様のお口の健康状態の向上に少しでもお力添えができればと考えています。
患者さんご自身でしっかりと口腔内を管理できるよう、日常での歯磨きに関して分からないことや苦手な事などございましたら、いつでもご相談に乗りますので恵比寿南DENTALまでお気軽にお声掛けください。