恵比寿南DENTAL

恵比寿の歯医者「恵比寿南DENTAL」|夜20時まで診療

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歯のコラム​

セラミック矯正と矯正治療、どう違うの?

はじめに

セラミック矯正という言葉を聞いたことがあるでしょうか?「セラミック」と聞くと、白く美しい歯をイメージする方も多いかと思いますが、それがどのように歯並びを整えるのかは、まだ詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。実際、セラミック矯正と一般的な矯正治療には大きな違いがありますが、それぞれの治療法の特徴やメリット・デメリットを理解していないと、自分にとって最適な治療法を選ぶことが難しくなります。

歯科治療に関する情報は専門的な用語や手法が多く、初めての方にはわかりにくいことがあるかもしれません。そのため、患者様が疑問や不安を感じるのは当然のことです。当院では、治療に関する疑問や質問に対して、いつでもお答えできるように努めております。患者様が安心して治療を受けられるよう、正確な情報提供を心がけています。

今回は、セラミック矯正と矯正治療の違いについて詳しく解説し、それぞれの治療法がどのようなケースに適しているのか、また治療の流れや注意点についてもお話ししていきます。この記事を最後までお読みいただくことで、セラミック矯正と矯正治療についての理解が深まり、治療選択に役立つ情報が得られることでしょう。ぜひ、すべてに目を通していただければ幸いです。

セラミック矯正とは

まず、セラミック矯正がどのような治療法なのかを解説します。セラミック矯正とは、セラミックという素材を使用して歯の被せ物を作り、歯並びや歯の形、色を改善する治療法です。この治療法は、短期間で見た目を大きく改善できることから、特に前歯の審美的な問題に対して人気があります。

セラミックの材質について

セラミックという言葉に馴染みがない方もいらっしゃるかもしれませんが、セラミックは私たちの日常生活で非常に身近な素材です。たとえば、毎日使用する食器のお茶碗やお皿は、ほとんどが陶材でできています。この陶材が、歯科治療において「セラミック」として使用されるのです。

セラミックは、歯の色に非常に近い色合いに仕上げることができるため、自然な見た目を実現します。また、唾液や食べ物、飲み物にさらされても変質しにくく、長期間にわたって美しさを保つことができます。さらに、セラミックは強度に優れており、口の中で大きな負荷がかかる奥歯にも使用できるほど丈夫です。ただし、金属ほどの強度はないため、硬いものを噛んだり強い衝撃を受けたりすると、割れる可能性があります。

セラミック矯正の治療内容

セラミック矯正は、特に前歯の治療に使用されることが多い治療方法です。主に、歯並びや歯の形、色をすぐに改善したい方に向いています。たとえば、前歯の形が気に入らなかったり、以前に入れた被せ物が他の歯と調和していなかったりする場合、この治療法が効果的です。

セラミック矯正では、まず歯を削り、その上にセラミックの被せ物を装着して理想の歯並びや歯の形、色を実現します。治療前に歯の色や形についてカウンセリングを行い、患者様の希望を反映したセラミックの被せ物を作成します。この方法により、短期間で見た目を大きく改善できるため、急いで審美的な問題を解決したい方には最適な治療法です。

セラミック矯正と矯正治療の違いは?

次に、セラミック矯正と一般的な矯正治療の違いについて説明します。これらの治療法は、どちらも歯並びを改善することを目的としていますが、アプローチや適用されるケースが大きく異なります。

セラミック矯正とは?

セラミック矯正は、歯を削ってその上にセラミック製の被せ物を装着することで、歯並びや歯の形、色を整える治療法です。この方法は、比較的短期間で目に見える結果が得られるため、急いで見た目を改善したい方に向いています。

セラミック矯正の利点は、治療期間が短く、数回の通院で理想的な歯並びや歯の色を実現できることです。また、歯の形や色も自由にデザインできるため、審美的な改善を求める方には非常に魅力的な治療法です。ただし、デメリットとしては、健康な歯を削る必要があることや、一度削った歯は元に戻せないことが挙げられます。また、セラミックの被せ物は経年劣化するため、数年後に再治療が必要になることがあります。

矯正治療とは?

一方、矯正治療は、歯に直接矯正装置を装着し、少しずつ力をかけて歯を動かし、正しい位置に整えていく方法です。矯正治療には、ワイヤーブラケットを使用する方法や、透明なマウスピースを使用する方法(インビザラインなど)があります。

矯正治療の最大の利点は、歯を削ることなく、自然な歯並びを実現できる点です。治療期間はセラミック矯正よりも長くなることが一般的ですが、時間をかけて少しずつ歯を動かすため、歯や歯根にかかる負担が少なく、健康的な歯を保持できます。また、矯正治療は、全体的な歯並びや噛み合わせの改善にも効果があるため、審美的な理由だけでなく、機能的な問題の改善にも適しています。

ただし、デメリットとしては、治療期間が長くなることや、矯正装置の装着による見た目や不快感が挙げられます。また、矯正治療中は食事や歯磨きが制限される場合があり、患者様にとっては不便を感じることもあるでしょう。

セラミック矯正に向いているのは?

セラミック矯正は、以下のようなケースに向いています。

  • 短期間で治療を完了したい方: セラミック矯正は、数回の通院で理想の歯並びや歯の色を実現できるため、短期間で結果を求める方に適しています。
  • 特別なイベントが控えている方: 結婚式や卒業式、写真撮影など、近い将来に重要なイベントが控えている方で、歯並びをすぐに整えたい場合に適しています。
  • 歯の色や形も一緒に改善したい方: セラミック矯正は、歯並びだけでなく、歯の色や形も自由にデザインできるため、総合的な審美的改善を求める方に適しています。

矯正治療が向いている方

一方、矯正治療は次のような方に向いています。

  • 自然な歯並びを追求したい方: 矯正治療は、歯を削ることなく、自然な歯並びを実現できるため、歯を可能な限り健康な状態で保持したい方に適しています。
  • 長期的な結果を求める方: 矯正治療は、時間をかけて少しずつ歯を動かすため、長期的に安定した歯並びを維持したい方に向いています。
  • 噛み合わせや全体的な歯並びを改善したい方: 矯正治療は、見た目の改善だけでなく、噛み合わせの問題を解消するためにも効果的です。歯並びや咬合に関する機能的な改善を求める方に適しています。

セラミック矯正のメリット・デメリット

ここでは、セラミック矯正のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

セラミック矯正のメリット

  • 短期間で結果が得られる: セラミック矯正は、数回の治療で理想的な歯並びや歯の色を実現できます。忙しい方や時間が限られている方にとって、大きなメリットです。
  • 審美的な改善が自由にできる: 歯の色や形を自由にデザインできるため、患者様の希望に合わせた美しい仕上がりが期待できます。
  • 矯正治療よりも少ない通院回数: セラミック矯正は、一般的に矯正治療よりも少ない通院回数で済むため、忙しい方にも向いています。

セラミック矯正のデメリット

  • 健康な歯を削る必要がある: セラミック矯正では、健康な歯を削ってその上に被せ物を装着するため、一度削った歯は元に戻せません。これは、将来的に歯の健康に影響を及ぼす可能性があります。
  • 神経を取る治療が必要な場合がある: 歯の生えている角度や位置によっては、健康な歯でも神経を取る治療が必要になることがあります。これにより、歯の感覚が鈍くなったり、長期的な健康に影響が出ることがあります。
  • 経年劣化に伴う再治療が必要: セラミックの被せ物は、時間が経つと劣化するため、数年後に再治療が必要になることがあります。また、セラミックは硬いものに弱いため、転倒や衝撃によって割れることがあるため、注意が必要です。

セラミック矯正の治療の流れ

セラミック矯正の治療プロセスは、いくつかのステップに分かれています。ここでは、その流れを詳しく解説します。

1. 精密検査

治療の最初のステップは、精密検査です。歯のレントゲン撮影や歯周組織の検査を行い、歯や周囲の組織に問題がないかを確認します。この段階で、虫歯や歯周病が見つかった場合は、先に治療を行うことが必要です。また、歯の生え方や骨の状態を詳細に分析し、セラミック矯正が適しているかどうかを判断します。

2. カウンセリング

検査の結果に基づいて、患者様とカウンセリングを行います。このカウンセリングでは、歯の色や形、歯並びについてのご要望を伺い、最終的な仕上がりのイメージを共有します。また、治療に伴うリスクや予想される結果についても詳しく説明し、患者様にご納得いただいた上で、治療を進めるかどうかを決定します。

3. 仮歯の製作

カウンセリングでの話し合いが終わり、治療方針が決まったら、次に仮歯の製作を行います。まずは歯の型取りを行い、その型を基に理想の歯に近づけるための仮歯を制作します。仮歯は、最終的なセラミックの被せ物を装着する前に使用され、形や色、咬み合わせの確認に役立てられます。

4. 歯を削り、仮歯のセット

仮歯が完成したら、次にご自身の歯を削って仮歯をセットします。この段階では、麻酔を使用して痛みを感じないように配慮します。歯を削る際には、必要最小限の削除を行い、できるだけ歯の健康を保つように努めます。

5. 仮歯の調整

仮歯を装着した後、数日間過ごしていただき、形や角度、滑舌などに問題がないかを確認します。この段階で、必要に応じて仮歯の調整を行い、最終的なセラミックの被せ物が完璧にフィットするようにします。

6. セラミックの最終的な型取りと製作

仮歯の調整が完了し、問題がないことが確認されたら、最終的なセラミックの被せ物を製作するための型取りを行います。この型を基に、セラミックの被せ物を作成します。セラミックの歯は、精密な技術で作られるため、非常に自然な見た目と高い強度を持っています。

7. セラミックの仮着

セラミックの被せ物が完成したら、仮着用のセメントを使用して歯に装着します。この段階では、強度の弱いセメントを使用するため、調整が必要な場合は簡単に取り外すことができます。仮着の期間中に、咬み合わせや見た目を再確認し、最終的な調整を行います。

8. 最終的なセメントでの合着

仮着の段階で問題がないことを確認したら、最終的なセメントを使用して、セラミックの被せ物をしっかりと歯に固定します。このセメントは非常に強力で、長期間にわたってセラミックの被せ物をしっかりと保持します。

まとめ

セラミック矯正と一般的な矯正治療には、それぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあります。セラミック矯正は短期間で審美的な改善を求める方に向いており、矯正治療は自然な歯並びを追求したい方に適しています。どちらの治療法を選ぶべきかは、患者様のご要望や歯の状態、生活スタイルによって異なります。

セラミック治療に関しましては、ぜひ当院までご相談ください。

目次

大学院では保存学講座美容歯科学部門にて学び博士号を取得
恵比寿南DENTAL
院長 井出 翔太郎

大学院で培った保存審美修復治療をベースに、虫歯治療からインプラント治療、矯正治療やメンテナンスを含めた「包括的口腔内管理」で、長期的に安定した審美性を伴う口腔ケアを行っています。また、肉眼の25倍の拡大視野を確保できるマイクロスコープを使用していますので、精度の高い治療が可能です。また、国内外の学会に多数参加し、世界最先端の歯科治療技術の習得やブラッシュアップによって、より良い治療法の提案につなげています。
恵比寿南DENTAL 院長 井出 翔太郎

大学院で培った保存審美修復治療をベースに、虫歯治療からインプラント治療、矯正治療やメンテナンスを含めた「包括的口腔内管理」で、長期的に安定した審美性を伴う口腔ケアを行っています。また、肉眼の25倍の拡大視野を確保できるマイクロスコープを使用していますので、精度の高い治療が可能です。また、国内外の学会に多数参加し、世界最先端の歯科治療技術の習得やブラッシュアップによって、より良い治療法の提案につなげています。

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