こんにちは。
恵比寿駅近くの歯医者、恵比寿南DENTALの院長井出です。
前回に続いて今回も高齢の患者様にセラミック治療を行ったケースを紹介させて頂きます。
[患者]
60代男性
[主訴]
昔治した前歯の色が合っていない
被せ物の隙間も気になる
[診断]
まずは術前のお口の写真です。
左の上の前歯から真ん中の犬歯にブリッジという3本繋がった被せ物が入っています。
色は周りの歯と比較すると不自然な色になってしまっています。
また歯肉と被せ物の間には隙間ができてしまっていて知覚過敏の症状も認められました。
患者様に現在の状態と問題点を説明させて頂き、患者様はこれを最後の治療にしたいからしっかりした材料で綺麗に治して欲しいと希望されました。
今回はインプラントも含めてプランを提案させて頂きましたが、患者様はできるだけ短期間で負担の少ない治療法を希望されました。
よってマイクロスコープを使用した精密なセラミック治療を行うことになりました。
[治療方法]
まず治療方針が決まった段階で3本繋がったブリッジの仮歯を準備させて頂きました。
そして古いブリッジの被せ物を除去して、仮歯に置き換えました。
いきなりセラミックを入れてしまうと万が一その後トラブルが発生した場合せっかく入れたセラミックを壊して治療をやり直さないといけません。
ですので、当院では基本的にまず仮歯を入れさせて頂き、その段階で噛み合わせに問題がないか、形は問題がないかなどを細かくチェックして修正していきます。
そしてマイクロスコープを用いて肉眼の15倍以上の拡大視野で歯と歯肉に隙間ができないように最終的なセラミックの形に歯を最小限で削り、変形の少ないシリコン印象材を使用して型取りを行いました。
また周りの歯と色を調和させるため歯の色の写真を撮らせて頂き、それをセラミック専任の技工士と共有し色を決めていきます。
そして問題なくセットが完了しました。
こちらがセット後の写真になります。
以前の色も形も不自然になってしまっていた被せ物と違い、周りの歯と色も形も調和した綺麗な被せ物が入りました。
患者様にもあと10年早くやれば良かったととても喜んで頂けました。
[治療回数]
今回は仮歯のセット、マイクロスコープを用いた歯の形成と仮歯の修正、型取り、セットと4回での治療で終了することができました。
恵比寿南DENTALではマイクロスコープを使用した拡大視野での精密治療を得意としています。
今回と前回のケースのように何歳になっても綺麗な歯が入ることで素敵な笑顔になり人生を変えることができます。
コロナ禍でのマスク生活のうちに綺麗な歯に治療を行い、マスク生活が終わった時は思いっきり歯を見せて笑えるようになれたら素晴らしいと思います。
マイクロスコープを用いた精密審美治療に興味がある方、今の歯になにか気になることや不安がある方は無料相談も行っていますので、恵比寿南DENTALまでお気軽にご相談ください。