こんにちわ。
恵比寿駅近くの歯医者の恵比寿南DENTALの院長井出です。
前回銀歯による治療のトラブルについてお話しさせて頂きましたが、今回はその続きで銀歯の恐ろしさについて詳しく書かせて頂きます。
前回は銀歯が外れる原因として
①付けているセメントの劣化
②金属という材質の影響
を書かせて頂きましたが、今回は②の続きから書かせて頂きます。
金属という材料はとても固く絶対に割れたり壊れることはありません。
それは良い点であると皆さま思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
歯より硬さがある材料ですので、それにより歯ぎしりや食いしばりの原因になります。
歯ぎしりや食いしばり、また顎関節症に悩まれている患者様の多くは奥歯を金属で治療されています。
これは噛み合わせの中心となる奥歯に絶対壊れない金属が入ることで、健康な歯なら割れてしまうような本来加わってはいけない力がかかっても気づかずにいくらでも噛めてしまうことが原因です。
そして最悪の場合、銀歯で過度な力が掛かることで歯の根っこが割れてしまうことがあります。
歯の根っこが割れてしまいますと、その歯は抜歯になる可能性が高いです。
患者様の中には欠けたりしたくないからと軽い気持ちで金属を選択してしまう方もいると思います。しかし金属で治療を行うことで、将来自身の歯を失うリスクを上げてしまっているのです。
三つ目は虫歯が原因です。
しかし、どうして治療したのにまた虫歯なの?と思う方もいらっしゃると思います。金属を入れたからといって、その詰め物は一生使えるとは限りません。
歯科治療の銀歯は金銀パラジウム合金といい、金属がいくつか混ざってます。銀が経年的に脆くなり溶け出す、また食事の際の熱や酸性の食べ物による刺激で歯と金属の間に隙間ができ、再度虫歯が発生してしまいます。
これは銀歯の中で起きていることなので歯ブラシをいくら頑張ったとしても決して防げる虫歯ではないのです。
現在2〜3年で銀歯の中は虫歯が新しくできるというデータが出ており、5年以上経つ銀歯の中はほとんどが劣化により再治療が必要な状態になっています。
恵比寿南DENTALでは銀歯が入っている患者様には必ず精密検査を行い、虫歯の早期発見早期治療を心掛けております。
もしも銀歯がお口の中に入っているようでしたら、痛み等がなくてもまず一度受診して頂き、材質の変更を含めて根本的な治療を考えて頂けたらと思います。
無料相談も行っておりますので、恵比寿南DENTALまでお気軽にご相談お待ちしております。