こんにちは。
恵比寿駅徒歩3分の歯医者、恵比寿南DENTALの衛生士です。
今回は歯周病と身体の関係性についてお伝えしたいと思います。
現在日本人の7〜8割は歯周病に罹患していると言われていますが、歯周病という言葉はよく聞くけど実際どういうものなんだろう?なにがそんなに危険なんだろう?としっかり理解されている方は少ないと思います。
①歯周病とは?
歯周病とはお口の中の細菌の感染によって歯の周りの歯肉や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯と歯肉の境目(歯肉溝)の清掃が行き届かないままでいると、そこに多くの細菌が停滞し歯肉が炎症を起こして腫れたり、出血したりします。痛みはほとんどの場合ありません。
痛みがないことで気づかないうちに進行してしまうことがほとんどです。
②歯周病の原因は?
歯周病の原因となるのは歯垢と呼ばれる細菌の塊です。
歯垢は歯磨きが不十分な部分に付着するネバネバした黄白色の粘着物であり、この歯垢は時間とともに量が多くなり、酸素が少ない状態になると歯垢の中で酸素を嫌う嫌気性菌が多くなります。
嫌気性菌が歯肉に攻撃を仕掛けて身体の中に侵入しようとし、身体はこの悪い菌をやっつけて侵入を抑えようと攻撃します。
これが、歯周病のはじまりです。
歯周病が進行するとどうなるの?
歯周病の進行とともに歯肉からの出血は増加しますが、この出血は歯周病菌と身体の中の白血球の戦いの証です。
出血をそのままにしておくと、歯垢は歯周ポケットの中に潜り込み、どんどん歯周組織を破壊していき炎症を繰り返します。
歯周病が起こるということは、口の中で常に炎症が続いているという状態ということです。
そして、炎症によって出てくる毒性物質が歯肉の血管から全身に入り、様々な恐ろしい病気を引き起こしたり悪化をさせる原因となります。
次回歯周病の影響が身体にどのような影響をもたらすかその恐ろしさを具体的に解説していきます。
恵比寿南DENTALでは歯周病の治療、メンテナンスにも力を入れています。
お口の中の環境を改善することで全身の身体の状態も改善していきます。
歯医者さんから足が遠ざかっている方、歯周病の状態が心配な方はお気軽に恵比寿南DENTALまでお気軽にご相談ください。