恵比寿南DENTAL

恵比寿の歯医者「恵比寿南DENTAL」|夜19時まで診療

10:00〜13:30 / 15:00〜19:00 休診日 日曜・祝日
受話器のアイコン.png
電話予約
カレンダーのフリーアイコン2.png
Web予約
矢印アイコン 上6.png
トップへ
受話器のアイコン
電話予約
カレンダーのフリーアイコン2
Web予約
head_logo
歯のコラム​

歯が抜けたらどうする?入れ歯・ブリッジ・インプラントの費用・寿命・特徴を徹底比較

お口のトラブルや事故などで、突然歯が抜けてしまった時、見た目の変化や食べづらさに不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
実は、歯が1本抜けただけでも、かみ合わせや周囲の歯、さらには全身の健康に影響が及ぶことがあります。そこで選択肢となるのが、「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」といった補綴(ほてつ)治療です。
この記事では、歯を失った原因や放置のリスク、それぞれの治療法の特徴・費用・寿命について、わかりやすく解説します。治療を検討されている方が、自分に合った方法を見つけるための参考になれば幸いです。

目次

  1. 歯を失う原因と放置のリスク
  2. 歯が抜けた時の応急処置
  3. 治療法①入れ歯
  4. 治療法②ブリッジ
  5. 治療法③インプラント
  6. 費用・寿命を比較
  7. 自分に合った治療法を選ぶポイント
  8. よくある質問(Q&A)
  9. まとめ

1. 歯を失う原因と放置のリスク

1‑1. 歯を失う原因

歯を失う原因にはさまざまなものがあります。年齢や生活習慣によっても異なりますが、代表的なものとしては、次の4つが挙げられます。

歯周病:歯を支える骨や歯茎が炎症によって徐々に破壊され、最終的に歯が抜けてしまう病気です。成人が歯を失う原因の約40%を占めると言われており、自覚症状が出にくいため注意が必要です。

虫歯:進行すると、歯の神経を取るだけでは治療が追いつかず、歯を保存できずに抜歯となるケースがあります。日本では歯を失う原因の約30%が虫歯によるものとされています。

外傷:転倒や事故、スポーツ中の接触などによって歯が折れたり、完全に抜けてしまうことがあります。特に子どもやスポーツをしている方に多く見られ、突然のトラブルとして起こります。

先天的欠如:生まれつき永久歯の一部が存在しないため、歯並びや噛み合わせに問題を生じることがあります。日本人では約1割のお子様に見られる先天的な状態です。

1‑2. 放置のリスク

歯を抜けたままにしておくことには、次のような重大なリスクがあります。

噛み合わせの変化:歯が抜けたまま放置すると、隣の歯が空いたスペースに倒れ込んだり、噛み合っていた反対側の歯が伸びてきたりします。これにより、上下の噛み合わせがズレて、口全体のバランスが崩れてしまいます。

残った歯への負担:片側だけで噛む癖がつくと、一部の歯に過剰な負担がかかります。その結果、健康な歯まで悪くなるリスクが高まります。

顔の変化:咬む力が低下してあごの骨がやせると、顔がこけた印象になります。また、筋肉の使い方が変わって皮膚のたるみやしわの原因になることもあります。

2. 歯が抜けた時の応急処置

まず、抜けた箇所から出血しているようであれば、清潔なティッシュやガーゼを丸めてやさしく圧迫し、止血します。
抜けた歯は、「歯根膜」という歯の根を覆うデリケートな組織を傷つけないよう注意が必要です。そのため、できるだけ触れずに扱いましょう。また、水道水で洗ったり、汚れを拭いたりしてしまうと、歯根膜がはがれてしまう可能性があります。そのまま生理食塩水や牛乳に浸して保存してください。なお、牛乳がない場合、口の中(歯と唇の間)で唾液に浸して保存する方法もあります。ただし、飲み込まないように注意が必要です。そして、その後はできるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

3. 治療法① 入れ歯

歯が抜けたままの状態は、さまざまなリスクを引き起こします。そのため、できるだけ早く補うことが大切です。抜けた歯を補う主な方法には「入れ歯」「ブリッジ」「インプラント」の3つがあります。
まずは、もっとも身近な治療法である「入れ歯」から詳しく見ていきましょう。

【特徴】

部分的な歯の喪失には部分入れ歯、全体の場合には総入れ歯を使います。
部分入れ歯は周囲の歯にクラスプ(金属のバネ)をかけて固定し、総入れ歯は歯茎に吸着させることで口腔内に装着します。素材や設計は保険対応から自費診療まで幅広く選べます。

【メリット】

・治療期間が比較的短い
・外科手術が不要
・保険適用の入れ歯の場合、費用を抑えられる
・取り外しができるためお手入れがしやすい
・多くの歯を失った場合でも対応可能
・さまざまな種類の入れ歯の中から、自分に合ったものを選べる

【デメリット】

・保険適用の入れ歯の場合、噛む力が天然歯の約30~40%程度
・違和感や話しにくさを感じることがある
・クラスプ(金属のバネ)が見えることがある
・定期的な調整や作り直しが必要

4. 治療法② ブリッジ

【特徴】

失った歯の両隣の歯を削って支台とし、連結された被せ物で欠損部分を補う治療法です。まさに川に橋をかけるように、隣の歯を支柱として人工の歯を支えます。なお、一般的に、1~3本程度の歯の欠損に適用されることが多く、支台となる歯が健康であることが条件となります。

【メリット】

・治療期間が比較的短い
・固定式のため違和感が少ない
・噛む力が天然歯の約70~80%程度
・見た目が自然
・保険適用も可能

【デメリット】

・健康な隣の歯を削る必要がある
・支台となる歯に負担がかかる
・固定式のため清掃が難しく、虫歯や歯周病のリスクが高まる
・多くの歯を失った場合は適用できない

5. 治療法③ インプラント

【特徴】

失った歯の根の代わりにチタン製の人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を取り付ける治療法です。
骨にチタンを埋めこむと、骨の代謝によって骨とインプラント体が強力に結合します。それにより、天然歯の根のような役割を果たすことができます。

【メリット】

・噛む力が天然歯とほぼ同等(約90%程度)
・隣の歯を削る必要がない
・見た目が最も自然で美しい
・違和感がほとんどない
・メンテナンスにより、長期間使用できる
・顎の骨の吸収を防ぐ効果がある

【デメリット】

・外科手術が必要
・治療期間が長い(約3~6ヶ月程度かかる)
・保険適用外のため費用が高額
・糖尿病や重度の歯周病がある場合は適用できないことがある
・喫煙者は成功率が下がる可能性がある

6. 費用・寿命を比較

ここまで入れ歯・ブリッジ・インプラントそれぞれの特徴を見てきましたが、治療法を選ぶうえで気になるのが「費用」と「どれくらい長持ちするのか」という点です。
費用や寿命は、治療の種類や素材によって大きく異なります。保険適用の治療は比較的安価で受けられますが、耐用年数は短めです。一方で、自費治療は費用がかかりますが、素材や作りが優れているため快適さや耐久性が向上します。以下の表は、それぞれの治療法の費用目安と寿命の違いをまとめたものです。

治療法保険適用の費用目安自費の費用目安寿命の目安
部分入れ歯約5,000~15,000円約10~40万円約3~5年以上
総入れ歯約1~2万円約20~40万円以上約3~7年以上
ブリッジ約1~2万円/本約8~15万円/本約7~10年以上
インプラント保険適用外(原則自費)約30~50万円/本(場合により60万円超)約10~20年以上(ケア次第でそれ以上も)

入れ歯は保険適用のものから、自費の快適性を追求したタイプまで幅広くあります。自費の金属床義歯(チタンなど)は軽量で丈夫、違和感が少なく食事も快適です。また、クッション素材を使ったコンフォート義歯は、痛みや装着のしにくさを大幅に軽減します。
ブリッジも保険適用外の素材や形状があり、見た目や耐久性を向上させる選択肢があります。
インプラントは費用は高めですが、しっかりケアすれば20年以上自然な噛み心地を保つことができます。

7. 自分に合った治療法を選ぶためのポイント

治療法を選ぶ際には、次のポイントを参考にしてみてください。

治療期間や通院頻度をどれくらい確保できるか。
ご自身の年齢や全身の健康状態に応じて安全性を優先する必要があるかどうか。
見た目への希望や審美のこだわりをどこまで重視するか。
初期費用と将来的なメンテナンス費用のバランスをどう考えるか。
生活スタイルに合った使用感(取り外し式が向いているか、固定式がよいかなど)。

まずは、それぞれの治療方法について理解しましょう。その上で、予算や生活スタイルに合わせ、医師と相談しながら最適な方法を選びましょう。

8. よくある質問(Q&A)

Q1:歯が1本だけ抜けた場合でも治療は必要ですか?

A1:はい、必要です。1本でも歯が抜けたままだと、噛み合わせが崩れたり、周囲の歯に負担がかかります。そのため、放置せず早めに歯科医院で相談しましょう。

Q2:インプラント治療は誰でもできますか?

A2:基本的には多くの人がインプラント治療を受けられます。ただし、十分な骨量がない場合や、重度の糖尿病・歯周病などの持病がある場合は注意が必要です。なお、他のクリニックや歯科医院で治療を断られた方でも治療ができる場合がありますので、一度当院にご相談ください。

9. まとめ

歯を失った後の治療には、入れ歯・ブリッジ・インプラントなど複数の選択肢があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。見た目や機能性だけでなく、費用や将来のメンテナンスも含めて総合的に考えることが大切です。なお、歯が1本でも抜けた状態を放置すると、周囲の歯や噛み合わせ、顔の輪郭にまで影響することがあります。歯を失った際は早めに対処し、ご自身の状況に合った方法を選ぶことが健康維持につながります。

恵比寿南DENTALでは、お口に関する不安や疑問、お悩みなどをじっくりお伺いし、精密な検査と的確な診断をもとに、一人ひとりに合った治療をご提案しています。患者様との信頼関係を大切にしながら、丁寧でわかりやすい説明と、安心して通っていただける環境づくりに努めています。皆様の健康な笑顔を守るため、最善を尽くして努めてまいりますので、お口のことでお悩みがございましたらお気軽にご相談ください。

診療一覧

関連ブログ

SNSにて歯科コラム公開中

目次

大学院では保存学講座美容歯科学部門にて学び博士号を取得
恵比寿南DENTAL
院長 井出 翔太郎

大学院で培った保存審美修復治療をベースに、虫歯治療からインプラント治療、矯正治療やメンテナンスを含めた「包括的口腔内管理」で、長期的に安定した審美性を伴う口腔ケアを行っています。また、肉眼の25倍の拡大視野を確保できるマイクロスコープを使用していますので、精度の高い治療が可能です。また、国内外の学会に多数参加し、世界最先端の歯科治療技術の習得やブラッシュアップによって、より良い治療法の提案につなげています。
恵比寿南DENTAL 院長 井出 翔太郎

大学院で培った保存審美修復治療をベースに、虫歯治療からインプラント治療、矯正治療やメンテナンスを含めた「包括的口腔内管理」で、長期的に安定した審美性を伴う口腔ケアを行っています。また、肉眼の25倍の拡大視野を確保できるマイクロスコープを使用していますので、精度の高い治療が可能です。また、国内外の学会に多数参加し、世界最先端の歯科治療技術の習得やブラッシュアップによって、より良い治療法の提案につなげています。

最新記事
ご予約・ご相談など
お問い合わせください。
予約