こんにちは。
恵比寿駅徒歩3分の歯医者、恵比寿南DENTALの衛生士です。
皆さんは歯医者さんでの定期検診を受診されていますか?
現在では日本も歯の健康への意識が少しずつ高まって来てはいますが、アメリカやヨーロッパ等の歯科先進国と比較すると定期検診の受診率はまだまだ高くありません。
理想は最低3ヶ月に1回、年4回の定期検診を受診して頂きますと将来的な歯の寿命が大きく伸びると論文的なデータが出ています。
では、歯科の定期検診で行うメンテナンスとは何をするのでしょうか?
今回はメンテナンスの中身について詳しくお話しします。
当院でのメンテナンスは30分から60分ほど時間を頂いて行なっています。
この時間はお口の中の汚れの状態、歯周病の状態により変わってきます。
歯周病の状態が問題ない方ですと約30分、重度の状態ですと約60分かけて行う場合もあります。
またメンテナンスを行う間隔ですが、まずは月に1度のをおすすめしております。
そこからお口の健康状態が改善し良い状態をキープできているようでしたら、少しずつ間隔を空けることもございます。
どんなに健康なお口の状態でしても3ヶ月に1回、最低でも半年に1回はメンテナンスを受診する必要があります。
メインテナンスでは主に
①口腔内検査
②歯周病検査
③スケーリング
④PMTC
⑤ブラッシング指導
⑥エアフローを用いたパウダーメンテナンス
を行なっております。
①口腔内検査
まずは虫歯のチェック等お口の中全体の検査を行います。
昔詰めた詰め物に隙間ができていないか等をマイクロスコープ等を使い精密にチェックしていきます。
またここで虫歯が怪しい場所が発見されるようですと、必要な場合レントゲンを撮影する場合もあります。
②歯周病検査
歯周病検査とはプローブという細い器具を使って歯周ポケットの深さを測る検査です。
この歯周ポケットの数値によって歯茎の下にある歯を支えている骨が溶けてしまって歯周病になっていないかがわかります。
平均値は2mm〜3mmとなり、それより大きい数値になりますと歯周病のケアをしっかり行う必要があります。
また検査時に歯茎から出血がするかもチェックします。出血がみられる場合その歯は歯茎が炎症を起こしており、歯肉炎の状態であると診断できます。
歯茎の周りを触るので、少しチクチクするような痛みを感じることがありますが、口腔内の健康を保つためにはとても大切な検査です。
③スケーリング
スケーラーという器具を使用し、歯に付着したプラークや歯石などを機械的に除去することです
プラーク(歯垢)とよばれる柔らかい汚れは歯ブラシで落とす事ができます。
しかし歯石はプラークが石のように硬く歯面についた汚れで、歯ブラシで落とす事ができません。
よってスケーラーという専門の器具を使い落とす必要があります。
歯石がついてしまった状態でブラッシングをしても汚れの上を磨いているだけなので、本当に歯ブラシを当てて欲しい場所には当たりません。
そうしますと歯周病はどんどん進行していき、最悪抜歯となる場合もあります。
スケーラーは超音波タイプのお水が出る機械を使いますが、もし知覚過敏等でしみる場合は別の器具を使いながら落とすことも可能です。
こちらは2年ぶりに歯科を受診された患者様です。歯と歯の間が歯石でびっしり埋まってしまっています。
スケーリングを行い歯石を除去しました。これでようやく本来歯ブラシを当てて欲しいところが磨けるようになります。
続きは次回書かせて頂きます。
恵比寿南DENTALでは少しでも皆様のお口の環境が改善され、それを良い状態で保てますようにメンテナンスに力を入れています。
歯医者さんが久しぶりの方、歯周病が気になる方はお気軽に恵比寿南DENTALまでお問い合わせください。