こんにちは。恵比寿駅近くの歯医者、恵比寿南DENTALの衛生士です。お子様の定期検診をさせて頂いてるご両親からよく子供の虫歯予防について質問をいただきます。
本日は歯科医院で行うことができるお子様の虫歯予防について詳しくお話していきたいと思います。
現在の日本における子供のはの状況としまして、虫歯の治療完了の歯は増えており、未処置の歯ひ減ってきています。しかし日本の子供は海外先進国の子供達に比べて虫歯が多いレベルにあるとされていますので、早い時期からの予防と早期発見による早期治療、治療後の虫歯予防対策が必要となってきます。
そもそもなぜ虫歯が日本でこんなに広がったのかというと、いちばんは歯科医院でのブラッシング指導が足りなかったことによるものと言われています。ですので、まずは歯科医院を受診して頂きチェックとクリーニングはもちろんですが、我々衛生士によるブラッシング指導を受けて頂きたいです。
そしてブラッシング指導を行った後は虫歯予防に移行します。
まずお子さんの虫歯予防には大きく２つあります。
フッ素塗布とシーラントという言葉はご存知でしょうか？
シーラントとは、虫歯になっていない奥歯の噛む面を埋める予防処置となります。
奥歯の噛む面には乳歯にも永久歯にも凹凸があるため、汚れが残りやすく、虫歯になりやすいのです。嫌がって歯ブラシをさせてくれないお子さんや、仕上げ磨きの手助けにとても効果的です。
シーラントは歯を削って詰めるものではなく、歯の溝を薬液を使ってきれいに清掃し、プラスチック素材の樹脂を付けていきます。
シーラントを行うタイミングですが、奥の永久歯が生え始めた時が目安になります。
生えたばかりの永久歯は歯質がまだ弱く、背が低く磨きにくいため、初期虫歯になりやすいという特徴があります。
それをシーラントをすることで虫歯を遠ざけることができるのです。
シーラントはあくまで虫歯の処置ですので、無理矢理嫌がっているお子様を押さえつけて行う必要はありません。歯医者にあまり慣れていないお子様は定期的なフッ素塗布を優先して虫歯予防を行なっていくのがよいと思います。
処置にはさほど時間はかかりませんが、キャラメルやあめなどの歯につきやすいものをよく食べていると取れてしまうことが多いです。
取れてしまったらその都度付け足ししていくので、一度付けてからも定期的に歯科検診にいらしてください。
またシーラントは行えば絶対に虫歯にならないという処置ではありません。毎日の歯磨きのケアや定期的な歯科医院でのチェックを行うことでより虫歯予防の効果を高めることができます。
子供の歯は大人の歯と比べて虫歯になった際の進行も早いです。今では6歳〜19歳の実施率として3人に1人がシーラントによる予防対策をしています。フッ素塗布のみした場合の虫歯予防率20〜60%に比べシーラントを使用することで80%以上の予防効果があるとも言われています。予防先進国と言われている北欧やアメリカでもシーラントの実施率が上がるとともに虫歯の減少へと繋がっている結果が出ていますので日本に限らず世界的に実施されている虫歯予防対策になります。
ブラッシング指導を行い、歯磨きの仕方は格段に上達しています。
恵比寿南DENTALでは、お子様の定期検診時に虫歯のチェックや歯磨き指導のほかにフッ素塗布やシーラントも行っております。特に歯磨き指導には力を入れており、毎回必ず汚れの染め出しを行い、どこに磨き残しがあるかをお子様と保護者の方に確認して頂き、我々衛生士が丁寧にブラッシング指導をさせてる頂いております。
お子様の虫歯予防に興味関心のある方は是非お恵比寿南DENTALに気軽にご来院ください。
