こんにちは。
恵比寿駅徒歩3分の歯医者、恵比寿南DENTALの衛生士です。
皆様は歯科医院での歯のメンテナンスには通われていますか?
今回はメンテナンスに通う理由についてお話ししていきます。
メンテナンスと似たように使う言葉で定期検診という言葉があります。では、定期検診とはどう違うのでしょうか。ここからはこの2つを比較して考えてみました。
・定期検診
早期発見、早期治療をコンセプトとしており、歯石がついていたら歯石取り、むし歯になっていたら削って詰めるなど対症療法を主体とし、フッ化物塗布などの予防措置を行うなど、病気に対する処置となります。
・メンテナンス
歯周病やむし歯の発症・再発を防止し、お口の健康を維持するために歯ブラシの磨き方などお口の中をきれいにするための指導が主なものとなります。さらに、フッ化物塗布などの予防措置も行います。
このように、手段は似ているところもありますが目的に大きな違いがあります。さらに通う期間も異なってきます。定期検診では半年に1回が基本的ですが、メンテナンスは2〜3ヶ月に1回が多いと思います。
これは患者さんによってもう少し短い期間でいらしていただくこともありますが、3ヶ月以内の期間であればむし歯が発生しても大きくなる前に対処することができます。
次に、歯ブラシでどれくらいのお口の中の汚れが取れていると思いますか?
実際お口の中の汚れがどれくらい取れているのかと言うと、歯ブラシのみで60%、歯ブラシとフロスを使用して80%くらいになります。
この残りの%分歯石が少しづつ付いていくことになります。歯石が付きやすい所は下の前歯の舌側や上の奥歯の頬っぺた側になります。
ここが磨くの苦手だなっと言う方もいらっしゃると思います。
その場所に着いた歯石をしっかり取らないと歯周病が進行したり、むし歯になりやすくなります。これらをしっかりときれいにするためにはメンテナンスが必要になります。
さらに、歯が抜けてしまう原因にはどの様なものが多いか知っていますか?
歯が抜ける原因の1番多いものが歯周病です。
歯周病が重度になってくると一気に歯が抜けてしまいます。しかもその直前まで痛みを伴うことが少なく、静かに進行していく病気なので気づいた時には残せないなんてこともよくあります。
2番目に多いものがむし歯です。
むし歯が大きくなってしまい、歯を残すことができなくなってしまいます。こちらはその前に痛みが出ることが多くあるので抜くところまでいく方は少ないですが、痛みが出てからの治療では歯の神経を取らなくてはいけなくなってしまうケースが多いです。そして生涯メンテナンスをしている人とそうでない人では歯の残る本数が9本以上違うことが報告されています。
歯科先進国アメリカでは1本の歯の価値は500万円以上と言われています。
メンテナンスに通う重要性がお分かり頂けましたでしょうか。
恵比寿南DENTALではより良いお口の環境を提供する為にメンテナンスに力を注いでいます。
歯科から足が遠のいてしまっている方、現在のお口の状態に不安を抱えている方はお気軽にご相談ください。
患者さんがご自身のお口の中を良い状態に保つためのお手伝いを我々が精一杯させて頂きます。