恵比寿南DENTAL

恵比寿の歯医者「恵比寿南DENTAL」|夜20時まで診療

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歯のコラム​

ワイヤー矯正治療とマウスピース矯正治療の違いとは?〜大人の矯正治療のメリット・デメリット〜

はじめに

歯並びや噛み合わせを整える矯正治療は、見た目だけでなく、健康面にも大きな影響を与える重要な治療です。歯並びが悪いと、見た目のコンプレックスだけでなく、歯磨きが難しくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、噛み合わせの不具合は、消化不良や顎関節症、さらには肩こりや頭痛を引き起こす原因になることもあります。そんな中、歯列矯正は年齢を問わず、多くの人に選ばれている治療法です。

特に、ワイヤー矯正治療マウスピース矯正治療は、近年、非常に人気のある矯正治療法として知られています。これらの治療法にはそれぞれ異なる特徴やメリット・デメリットがあり、患者のニーズや症状に合わせて選ぶことが重要です。また、大人になってから矯正治療を受ける人も増えており、そうした大人の矯正治療における特有の利点と欠点も理解しておくことが大切です。

というのも、残念ながら早いうちに矯正治療をしておけばよかった!というお声をよくいただくからです。お口の中のお悩みは、どこかの歯や顎などに何かしらの症状を抱えた時に初めて不自由さや健康の大切さを身をもって感じるからです。

健康な時には、気がつけなかったこと。年齢を重ねるにつれて抵抗力が落ちてきて細菌の感染がしやすくなったお口の中に変化していくことで、早めに治療をしておけばよかった、矯正治療という選択肢を考えておけばよかったというお声はよくいただきます。

後悔しないためにも、少しでもこのブログを通じてお口の中や矯正治療の詳細について興味を持っていただけると幸いです。

今回は、ワイヤー矯正治療とマウスピース矯正治療の違いを詳しく解説し、大人の矯正治療のメリットとデメリットについても触れながら、自分に合った治療法を選ぶための手助けとなる情報をお届けします。

ワイヤー矯正治療とは?

1. ワイヤー矯正の基本的な仕組み

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットという小さな装置を接着し、そこにワイヤーを通して歯を動かす治療方法です。歯科医師がワイヤーを少しずつ調整して、歯に圧力をかけ、理想的な位置に動かします。ブラケットは金属製が一般的ですが、透明なセラミックやプラスチック製のものを使用して、見た目に配慮することも可能です。

ワイヤー矯正は歯に強い力をかけるため、複雑な歯並びや噛み合わせの問題にも対応でき、最も伝統的で効果的な矯正方法として広く知られています。治療中は、数週間ごとに歯科医院での調整が必要で、ワイヤーやブラケットのテンションを変えたり、交換したりしながら治療が進みます。

2. ワイヤー矯正のメリット

強力な矯正力
ワイヤー矯正は、歯にかかる力が強力であるため、非常に効果的に歯を動かすことができます。ねじれた歯や顎の不正咬合など、複雑な症例にも対応できる点が大きな強みです。特に、大きな歯の移動が必要な場合や、歯列の全体的な改善が必要な場合、ワイヤー矯正は非常に有効です。

幅広い適応範囲
ワイヤー矯正は、軽度の歯並びの乱れから重度の不正咬合まで、ほとんどの症例に対応できます。非常に幅広い適応症例があるため、ほとんどの患者にとって有効な治療法です。また、ワイヤー矯正は上下顎の問題を同時に治療できるため、噛み合わせや顎のバランスを整えるのにも適しています。

装着の心配が不要
ワイヤー矯正の装置は歯に固定されているため、患者が装置を取り外すことはできません。このため、装着を忘れる心配がなく、治療が確実に進むというメリットがあります。患者の協力が少なくても治療が進む点で、忙しい方や自己管理が難しい方には大きな利点となります。

3. ワイヤー矯正のデメリット

見た目の問題
ワイヤー矯正のデメリットとして、装置が目立つという点が挙げられます。特に金属製のブラケットやワイヤーは口元で非常に目立ちやすく、見た目に対する抵抗感を感じる人も多いです。透明なセラミック製のブラケットを使用すれば多少目立たなくなりますが、完全に装置を隠すことはできません。

口内ケアが難しい
ブラケットやワイヤーが装着されているため、歯磨きが難しくなり、食べ物が装置に挟まりやすくなります。これにより、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、通常よりも丁寧な口内ケアが必要です。特にフロスを通すのが難しくなるため、専用のデンタルブラシや歯間ブラシを使って細かい部分までしっかりとケアをする必要があります。

痛みや違和感がある
ワイヤー矯正では、ワイヤーを調整する際に歯に強い圧力がかかるため、痛みや違和感を感じることがあります。また、ブラケットやワイヤーが口内の粘膜に当たって口内炎や傷を引き起こすこともあります。この痛みや不快感には、慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。

マウスピース矯正治療とは?

1. マウスピース矯正の基本的な仕組み

マウスピース矯正は、透明で目立たないアライナー(マウスピース)を使用して、少しずつ歯を動かす治療法です。最初に患者の歯型を取って3Dスキャンを行い、それを基にして治療計画を立てます。治療に合わせて複数のマウスピースを作成し、患者は数週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら治療を進めていきます。

アライナーは患者が1日20〜22時間装着する必要がありますが、食事や歯磨きの際には簡単に取り外すことができます。透明なマウスピースは非常に目立ちにくく、仕事や日常生活の中で治療していることがほとんど気づかれません。

2. マウスピース矯正のメリット

目立たない装置
マウスピース矯正の最大のメリットは、透明で目立たない装置です。人前で話したり、笑ったりしても、マウスピースを装着していることがほとんど気づかれないため、見た目を気にせずに治療を進めることができます。特に、仕事で人前に立つ機会が多い方や、学校や社会生活で見た目を気にする方にとって、マウスピース矯正は非常に人気があります。

取り外しが可能
マウスピースは取り外し可能なため、食事や歯磨きの際に装置を取り外すことができます。これにより、口内ケアがしやすく、ワイヤー矯正に比べて虫歯や歯周病のリスクが少なくなります。装置に食べ物が挟まる心配がないため、通常の食事を楽しむことができ、歯磨きやフロスも普段通り行えます。

装着時の快適さ
マウスピース矯正は、金属製のブラケットやワイヤーがないため、装着している際の不快感が少なく、口内の粘膜や歯茎を傷つけるリスクも低くなります。また、痛みもワイヤー矯正に比べて軽減されることが多く、装着感が快適な点も大きな魅力です。

3. マウスピース矯正のデメリット

適応症例が限られる
マウスピース矯正は、軽度から中等度の歯並びの乱れに対して効果的ですが、重度の不正咬合や大幅な歯の移動が必要な場合には、十分な矯正力を発揮できないことがあります。そのため、すべての症例に対応できるわけではなく、事前の診断でマウスピース矯正が適しているかを確認する必要があります。

自己管理が必要
マウスピース矯正では、患者が装置をしっかりと装着し続ける必要があります。装着時間が短いと、計画通りに歯が動かず、治療が遅れる可能性があります。自己管理が苦手な方や、装着時間を忘れてしまいがちな方には、この点がデメリットになることがあります。

費用が高くなる可能性
マウスピース矯正は、個々の患者に合わせてカスタムメイドのアライナーを作成するため、治療費がワイヤー矯正に比べて高くなることがあります。また、アライナーの再作成や調整が必要になる場合には、追加費用が発生することもあります。

大人になってからの矯正治療のメリット・デメリット

1. 大人の矯正治療のメリット

見た目の改善
大人になってからの矯正治療は、単に歯並びを整えるだけでなく、外見のコンプレックスを解消し、自信を持つきっかけとなります。笑顔に自信が持てるようになり、対人関係や仕事の場面で積極的に行動できるようになることが多いです。

口腔衛生の向上
矯正治療によって歯並びが整うことで、歯磨きやフロスがしやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが軽減されます。歯間の隙間が適切になり、食べ物が挟まりにくくなるため、口腔内の清潔さが向上します。

健康面での改善
噛み合わせが正しくなることで、食べ物をしっかり噛むことができ、消化器系の健康が改善されることがあります。また、顎のズレが改善されることで、顎関節症や肩こり、頭痛などの症状が軽減されることもあります。

2. 大人の矯正治療のデメリット

治療期間が長くなる可能性
大人の場合、成長期が終わっているため、歯や骨の動きが遅くなりがちです。これにより、治療期間が子供よりも長くなることがあります。また、歯周病や虫歯のリスクがある場合、治療が遅れることもあります。

装置の見た目への抵抗感
特にワイヤー矯正では、装置が目立つため、見た目が気になる大人にとっては大きなデメリットとなることがあります。仕事や社会生活の中で装置が見えることに抵抗を感じる場合、マウスピース矯正が選ばれることが多いです。

費用の負担
大人の矯正治療は費用が高くなることがあります。特に、複雑な治療や長期間の治療が必要な場合、費用負担が大きくなることがあるため、事前にしっかりと費用について相談しておくことが重要です。

まとめ

ワイヤー矯正とマウスピース矯正は、それぞれ異なる特徴や利点があり、患者の生活スタイルや症例に応じて選ぶことが重要です。また、大人になってからの矯正治療も多くのメリットがありますが、治療期間や費用などに対するデメリットも理解しておく必要があります。

どちらの矯正治療法を選ぶにしても、歯科医師との十分な相談を通じて自分に最適な方法を選び、適切なケアと定期的な診察を受けることで、最終的には美しい歯並びと健康的な噛み合わせを手に入れることができるでしょう。

少しの勇気を持って、ぜひ当院にご連絡ください。最初は矯正治療のご相談だけでもお伺いいたします。ご予約のご連絡をお待ちしております。

目次

大学院では保存学講座美容歯科学部門にて学び博士号を取得
恵比寿南DENTAL
院長 井出 翔太郎

大学院で培った保存審美修復治療をベースに、虫歯治療からインプラント治療、矯正治療やメンテナンスを含めた「包括的口腔内管理」で、長期的に安定した審美性を伴う口腔ケアを行っています。また、肉眼の25倍の拡大視野を確保できるマイクロスコープを使用していますので、精度の高い治療が可能です。また、国内外の学会に多数参加し、世界最先端の歯科治療技術の習得やブラッシュアップによって、より良い治療法の提案につなげています。
恵比寿南DENTAL 院長 井出 翔太郎

大学院で培った保存審美修復治療をベースに、虫歯治療からインプラント治療、矯正治療やメンテナンスを含めた「包括的口腔内管理」で、長期的に安定した審美性を伴う口腔ケアを行っています。また、肉眼の25倍の拡大視野を確保できるマイクロスコープを使用していますので、精度の高い治療が可能です。また、国内外の学会に多数参加し、世界最先端の歯科治療技術の習得やブラッシュアップによって、より良い治療法の提案につなげています。

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