恵比寿南DENTAL

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歯のコラム​

【マウスピース矯正で起こり得るトラブルは?】

はじめに

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを用いて歯並びを整える人気の矯正方法です。

その目立たない見た目と使用の便利さから多くの支持を受けています。

しかし、この方法にもいくつかの一般的なトラブルが存在します。

この記事では、マウスピース矯正で遭遇する可能性のある問題と、それらに対処する方法を詳しく解説します。適切な対処法を知ることで、矯正治療をよりスムーズに進めることができます。

マウスピース矯正とは?

マウスピース矯正は、カスタムメイドの透明なプラスチック製のトレイを使用し、徐々に歯を理想的な位置に移動させます。従来の金属製ブラケットとワイヤーを使った矯正装置と異なり、マウスピースは取り外しが可能で、目立たず、食事や歯磨きの際に不便を感じることが少ないです。この方法は、軽度から中度の歯の歯列不正、特に歯が詰まっているケースやわずかに歯がズレているケースに推奨されます。主な利点としては、見た目の自然さ、使用時の痛みの少なさ、衛生的であることが挙げられます。また、矯正期間が予測しやすく、生活への影響が少ないのも大きな魅力です

よくあるトラブルについて解説

・装置の違和感と痛み

使用初期には、新しいマウスピースが歯にフィットする際に違和感や圧迫感を感じることがあります。これは、マウスピースが歯を徐々に移動させるための圧力が原因です。通常、数日間で体が慣れ、痛みは軽減されますが、痛みが長期にわたって持続する場合は、矯正歯科医に相談することが重要です。

・発音の問題

マウスピースを装着していると、特に装着初期には発音がしにくくなることがあります。これは、マウスピースが口の中の空間を少し変え、舌の動きが制限されるためです。多くの場合、この問題も使用を続けるうちに徐々に改善されます。

・口内炎や感染

マウスピースが口の中の特定の部位を刺激し、小さな擦り傷や口内炎を引き起こすことがあります。また、マウスピースが不完全にフィットしている場合、余分な隙間が細菌の繁殖場となり、感染を引き起こす可能性があります。適切なフィットと清潔を維持することが重要です。

・清潔の維持

マウスピースは定期的に清掃しないと、食べ物の残りや細菌が蓄積し、口臭の原因や歯の腐食に繋がります。毎日のブラッシングと専用のクリーニングソリューションを使用して、マウスピースを清潔に保つことが必須です。

これらのトラブルに適切に対処することで、マウスピース矯正の経験をより快適にし、期待される矯正効果を最大限に引き出すことができます。

トラブルへの対処法は?

・装置の違和感と痛みへの対処法

装着初期の痛みは、お湯をお口の中に入れる、温かい飲み物をこまめに飲み温めることで一時的に緩和できます。また、痛みがひどい場合は、歯科医院で処方された鎮痛剤を使用することも一つの方法です。違和感が長く続く場合は、フィットの問題があるかもしれないので、速やかに矯正歯科医に相談してください。

・発音の問題への対処法

発音問題は、マウスピースを装着して話す練習をすることで徐々に改善されます。日常会話を通じて、口と舌の筋肉が慣れることで発音が自然になります。

・口内炎や感染への対処法

マウスピースの端が口の中を刺激している場合は、調整をする必要があります。また、定期的にマウスピースを清潔に保つことで感染リスクを減らすことができます。専用のクリーナーを使用し、定期的に清掃することが推奨されます。

・清潔を維持すること

マウスピースは毎日清掃し、食事の後には必ず口をすすぐことが重要です。また、夜間はマウスピースを特別に清潔に保つために、しっかりと歯磨きをし、マウスピース自体も清潔にすることが効果的です。

・フォローアップ

マウスピース矯正を成功させるためには、矯正歯科医と密接に連携し、定期的なフォローアップを行うことが大切です。計画されたスケジュールに従い、定期的に診察を受けることで、予期しない問題やトラブルを早期に発見し、対処することが可能です。

マウスピース矯正が成功するためのヒントは?

マウスピース矯正の成功には、日々の継続的なケアが欠かせません。毎日マウスピースを定められた時間(通常は一日20時間以上)装着し、食事の後は必ず口をすすぎ、マウスピースを清潔に保つことが大切です。また、矯正歯科医の指示に従い、定期的な検診を欠かさずに行うことで、計画通りに治療を進めることができます。

まとめ

マウスピース矯正は目立たず、日常生活に大きな影響を与えずに歯列を整える方法ですが、トラブルを避けるためには適切なケアと準備が必要です。日常的な清潔の維持、正しい装着時間の守り、定期的な歯科検診が成功への鍵です。矯正を検討している方は、ぜひ当院へご相談ください。心よりお待ちしています。

目次

大学院では保存学講座美容歯科学部門にて学び博士号を取得
恵比寿南DENTAL
院長 井出 翔太郎

大学院で培った保存審美修復治療をベースに、虫歯治療からインプラント治療、矯正治療やメンテナンスを含めた「包括的口腔内管理」で、長期的に安定した審美性を伴う口腔ケアを行っています。また、肉眼の25倍の拡大視野を確保できるマイクロスコープを使用していますので、精度の高い治療が可能です。また、国内外の学会に多数参加し、世界最先端の歯科治療技術の習得やブラッシュアップによって、より良い治療法の提案につなげています。
恵比寿南DENTAL 院長 井出 翔太郎

大学院で培った保存審美修復治療をベースに、虫歯治療からインプラント治療、矯正治療やメンテナンスを含めた「包括的口腔内管理」で、長期的に安定した審美性を伴う口腔ケアを行っています。また、肉眼の25倍の拡大視野を確保できるマイクロスコープを使用していますので、精度の高い治療が可能です。また、国内外の学会に多数参加し、世界最先端の歯科治療技術の習得やブラッシュアップによって、より良い治療法の提案につなげています。

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